日本公認会計士協会 準会員会 春の全国幹事会in大阪
日本公認会計士協会 準会員会 春の全国幹事会in大阪 開催報告
日本公認会計士協会 準会員会
近畿分会
幹事 橋本澄子(編)
1. はじめに
日本公認会計士協会 準会員会では、3月15日(土)・16日(日)の2日間に亘り、全国から準会員会幹事が集結し、春の全国幹事会in大阪が開催されました。
春の全国幹事会は、近畿分会がホストとなり、準会員会を構成する北海道・東北・東京・東海・近畿・中国・四国・北部九州の8分会の活動状況を共有し、今後の準会員会の運営方法や予算配分方法について議論を行うことを主な目的として開催されております。
当日は、日本公認会計士協会常務理事 武内清信氏をはじめ、協会本部研修グループ副長 清水克氏や近畿会会長 高濱滋氏、同会副会長 谷口誓一氏にもご列席を頂き、分科会(ディスカッションパート)に分かれて、様々な議論が行われました。
以下に、2.(1)分会長分科会、(2)財務分科会、(3)広報分科会(4)国際分科会に参加した幹事からの報告を記載いたします。
2. 各分科会の報告について
(1) 分会長分科会(準会員会 近畿分会 分会長:田中清太郎)
分会長分科会では、主に、①幹事募集、②準会員会卒業後のネットワーク、③受験生向けイベントについて議論いたしました。
① 幹事募集について
幹事募集については、例年減少傾向にある幹事人員を増員すべく、各分会において入所ガイダンスや新年会時の勧誘、広報資料を充実させるといった方法により活動した旨が報告されました。
なお、2013年年度合格者の幹事募集については、概ね順調なものの、継続意思を確保することが今後の課題となるため、引き続き各分会にて対応することで合意しました。
② 準会員会卒業後のネットワークについて
準会員会卒業後のネットワークを維持するため、全国版OB会を企画する話が議題に挙がりました。現状、各分会単位では、当会のみOB会を行っている状況で、提案に反対意見は挙がらなかったものの、告知方法や財務的側面から議論した結果、課題が残ったため要検討事項となりました。
③ 受験生向けのイベントについて
減少傾向にある受験者への広報活動を兼ねたイベントについては、各分会が独自に開催しています。当分会においては、他分会にて開催されている専門学校での実施が議題に挙がり、他分会でも、積極的なイベント開催に向けた具体的な方法等が議論されました。
(2) 財務分科会(準会員会 近畿分会 財務担当:橋本澄子)
財務分科会では、①第48期(2014年3月9日時点)の予算執行状況、②財務に関する留意事項について、各分会の財務担当者を中心とする参加者間で質疑応答が行われました。
① 第48期(2014年3月9日時点)の予算執行状況について
準会員会全体として予算執行率は57.33%となった旨、財務委員長より報告が行われました。
なお、近畿分会においては、主に、2013年度合格者の勧誘イベントや各種勉強会について予算執行が行われております。
② 財務に関する留意事項について
主には、各プロジェクトに関する精算についてフォーマットの設置・運用を全国共有化する旨、および精算上の留意事項について意見交換を致しました。
近畿分会からは、財務上の問題点として、分会長会より引き続き、各分会の口座が分会長名義で開設されており、分会長の任期1年を考えた場合に、名義変更等の手続きについて運用上の不具合がある点について意見を述べました。
なお、これに伴う討議の結果、財務委員長より各分会での運用状況を調査し、分会名義に統一して口座を開設する方向で対処する旨の見解を頂いております。
(3) 広報分科会(準会員会 近畿分会 広報担当:坂原祐一郎)
広報分科会では、主に、①動画チャンネルの認知度向上、②JIJAジャーナルの充実について検討いたしました。
① 動画チャンネルの認知度について
動画チャンネルとは、準会員会東京分会で開催された講演会等を準会員会ホームページ(HP)でご覧頂けるものです。全国共有を目的に、貴重な講演会について動画掲載されています。ただ、その掲載自体の認知度が低いことや、講義が長時間なことにより動画掲載数が限られてしまう等の問題が挙がりました。
各種対策としては、ダイジェスト版の掲載により、HPの容量制限を抑え、コンテンツ数を増加させる方向となりました。また、新規動画掲載時には、視聴ID&パスワードをメーリングリスト等で配信することとなりました。
(ご参考:動画チャンネル https://ah111ay53f.smartrelease.jp/test2/movie/)
② JIJAジャーナルの充実について
準会員会では、JIJAジャーナル(機関誌)を年1回発行しております。現行では、巻頭インタビューなどの付加的なものが充実しているものの、本来の目的である各分会の活動報告としての役割が薄い状態となっております。そこで、現行のような編集を行うのではなく、各分会にも活動報告のページを割り当て、内容を充実させることとなりました。
③ その他
準会員会の主催する異業種交流会は、協会予算が使用されておらず独立採算であるが、その予算面で誤解を受ける虞があるとの意見が挙がりました。そのため、本年度より、告知文等で独立採算である旨を明示することとなりました。
(4) 国際分科会(準会員会 近畿分会 副分会長:西尾侑騎)
国際分科会では、①国際委員会の整備と②海外視察の資金面の援助の2点について議論を行いました。
① 国際委員会の整備
現在、各分会において正式な国際担当者は設置しておらず、国際委員長の設置のみとなっております。ただ今後は、より全国的な視点でディスカッションを行い、活発に活動をしていくことを目的として、各分会に国際担当者を設置し、国際委員会を整備していくことを検討しました。
各分会からは国際担当者の設置に前向きな回答が多く、検討の結果前途の方法で国際委員会の整備を進めていくこととなりました。
② 海外視察の援助について
今後の活動目標として、海外視察への資金的援助を行っていくことが掲げられました。
なお、派遣実績のある東京分会から、海外視察のための事前準備や費用面について情報共有を行うとともに、各分会では海外視察へのニーズの掘り起こしを行っていく旨等、実現に向けて活動していくことになりました。
4、終わりに
全国幹事会 in 大阪では、普段なかなか会うことのできない仲間と顔を合わせ、議論を重ねることで、私たち準会員のネットワークが全国に広がっていると、改めて実感することができました。
準会員会活動のように、業界の若手のみで編成されたオフィシャルな組織が、全国規模で運営できることは、他の業界をみても稀なことです。全国幹事会に参加したことで、準会員の活動を1人でも多くの準会員の皆様に知って頂き、準会員会を盛り上げていきたいと改めて感じることができました。
今後も、準会員会 近畿分会を温かく見守って頂き、勉強会等へも是非ご参加頂ければ幸いです。
以上