【活動報告】メイクアップセミナー
メイクアップセミナー
2018年12月22日(土)に、at CROWNER合同会社三田氏を講師に招いて女性会計士向けにメイクアップセミナーを開催しました。メイクアップセミナーは過去にも2回行っており、前回参加者より好評であったことから、継続して三田氏を講師としてお招きし開催しました。三田氏の希望で、少人数の参加者にしっかりメイクの一通りの流れを学んでもらいたいということになり、11名の参加者で3時間の講義を行いました。
公認会計士向けのメイクアップセミナーを開催した理由は、女性にとって化粧をすることは身だしなみの一つと考えられ、ビジネスマナーとして重要性が高いからです。公認会計士はクライアントとコミュニケーションをとることが多い職業であり、身だしなみを整えることはクライアントに誠実さやまじめさを印象付け、信頼関係を構築するために重要であると考えております。そして、仕事上での化粧は、プライベートの化粧とは異なり厚化粧も薄化粧も歓迎されず、難しく感じている女性が多いのではないかと思われます。さらに、多くの女性会計士は体系的に化粧を学ぶ機会を持っていないと感じられます。化粧を学ぶ場としては、百貨店の化粧品コーナーなどが挙げられますが、製品を売ることを主な目的としている場合が多く、化粧の方法自体の説明が手薄になることが多いと感じられます。以上より、化粧についての基礎的な講義は女性会計士にとってニーズが高いものと考え、企画し開催するに至りました。
メイクアップセミナーの声かけは主に2018年公認会計士試験合格者に行いましたが、当日は監査法人入所後10年以上の方も数名参加していました。前回の参加者からメイクアップセミナーの話を聞きつけ、参加してくださったようです。メイクアップについては、これから仕事を始める女性のみならず、もっと幅広い年次で学びたいと思っている方が多いことが分かりました。来年度以降開催をする場合は、より広く募集をかけたいと思っております。
当日の講義では、まずなりたいイメージを参加者にもってもらうことから始め、「ベースづくり」「チーク」「アイメイク」「リップ」の順に講義を行いました。それぞれの段階で参加者の中からモデルを選び、そのモデルを使って三田氏がメイクを実演しました。参加者全員が自分でメイクを行った後、三田氏が一人一人に対してアドバイスや改善点の指摘を行っていきました。
講義を通して三田氏の主張で印象的だったことが2点あります。1点目は、自分の好きなようにやっていいということです。メイクには決まりはないので「正しいやり方」としてお店や雑誌上で流布されているものにとらわれる必要はありません。そう認識した上で、講義の中で言ったことを活用してもらえると、より仕事上映えるメイクになると仰っていたのが印象的でした。2点目は、どのようなメイク道具を使っても、現在日本のメーカーが販売しているような製品であれば、きれいに仕上げることができるということです。メイク道具を買おうとすると高額な製品を勧められ、化粧品の質は値段に比例するものと思い込んでしまう場合が多いと考えます。しかし、三田氏の講義では、それぞれの参加者が自分でメイク道具を持ってきてメイクを行い、実際に安い製品を使ってもきれいに仕上がることを、実演を通して学べました。
メイクアップセミナーは長時間に及ぶものでしたが、終始三田氏と参加者のやり取りで笑いが起こる和やかなムードの中で行われました。参加者の満足度も高く、来年度以降もぜひ続けていきたいイベントであると思いました。
(TOKYO CPA NEWS No.745 2019.4 準会員通信)