日本公認会計士協会 準会員会

活動報告(東京)

【活動報告】組織内会計士協議会共催 座談会セミナー開催

2019年3月24日(日)、「若手会計士のキャリア戦略」と題して日本公認会計士協会準会員会と組織内会計士協議会との共催で座談会セミナーを開催いたしました。

近年、公認会計士の活躍の場は監査法人だけでなく、様々な事業会社に広がっています。一方で、現状、公認会計士試験合格後はファーストキャリアとして監査法人に入る人が大多数です。新たに公認会計士試験に合格した方や若手会計士にとっては、キャリアの選択肢として事業会社等で働くことについて、実態を知りうる場が少ないという状況にあります。

このような状況を踏まえ、日本公認会計士協会準会員会と組織内会計士協議会が共同し、双方向にコミュニケーションが図れる座談会型セミナーを開催いたしました。本セミナーでは、VC、FAS、事業会社、海外駐在、MBAなど、多種多様な経験を有する公認会計士の方々にご登壇いただきました。全員ファーストキャリアが監査法人であり、3、4年程度勤務した後にキャリアチェンジされた方々です。

当日は、各々、次のキャリアにシフトするには、監査法人時代にどのような経験を積んでおくと良いか、事業会社と監査法人で求められるスキルの違いなどについてお話いただきました。また、ウェブコミュニケーションツールを活用し、当日ご参加いただいた皆様からの質問もお受けできるような形式で進行してまいりました。

当日は様々な質問が参加者よりなされ、「転職をするときに1番大事にした価値観はどのようなものか?」、「MBAを公認会計士が取得するメリットはどのようなものか?キャリアにどのように活かしたいか?」といった質問から、「もし、自分が面接官であったとして、公認会計士を雇うことになったらどのような点に着目するか?」、「インチャージの経験を監査法人では積んでおいたほうが良いのか?」のような、皆様が気になる質問が注目を集めていました。

キャリアには、決まった「正解」はありません。そのため、誰しもが悩む時期がきます。日本公認会計士協会準会員会では、今後も若手会計士に向けたキャリアセミナーを実施してまいります。先輩方の声を直接聞くことのできる貴重な機会ですので、今後のキャリアを考える一助にしていただけますと幸いです。

(TOKYO CPA NEWS No.747 2019.6 準会員通信)

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