【活動報告】キャリアセミナー事後報告
2019年8月3日(土)、日本公認会計士協会準会員会と株式会社PCPとの共催で座談会セミナーを開催いたしました。近年、公認会計士の活躍の場は監査法人だけでなく、様々なフィールドに広がっています。一方で、現状、公認会計士試験合格者の大半はファーストキャリアとして監査法人に入所し、新たに公認会計士試験に合格した方や若手会計士にとっては、キャリアの選択肢として事業会社等で働くことについて、実態を知り得る場が少ないという状況にあります。このような状況を踏まえ、日本公認会計士協会準会員会と「会計士の履歴書」で有名な株式会社PCPが共同し、キャリアセミナーを開催いたしました。本セミナーでは、監査法人から転職し、事業会社のCFO、会計事務所、FAS部門に転職された、多種多様な経験を有する公認会計士の方々にご登壇いただきました。全員ファーストキャリアが監査法人であり、3、4年程度勤務した後にキャリアチェンジされた方々です。
CFOブースでは登壇者の方々より、監査法人から事業会社に転職しCFOになるまでの経緯やCFOになってから経験した苦しみ等についてお話いただきました。参加者からは「CFOになるために諦めたことは何か」、「上場前と上場後とで業務内容がどう変わったか」等の質問が挙がり、大いに盛り上がる座談会となりました。
コンサルブースでは登壇者の方々から、FASの業務内容について噛み砕いて説明していただいたり、コンサルティングをする上で必要な能力についてご教示いただきました。また、参加者からは監査法人時代の質問も挙がり、密なコミュニケーションの取れた座談会となったかと思います。
会計事務所ブースでは、参加者全員に質問していただき、それに答える形で会を進めました。登壇者のお二人の仕事をする上での信念を話の軸として、監査法人勤務で得たことや、開業時の心境など、具体的な話まで及び、参加者にとって有意義な場になったと思います。
(TOKYO CPA NEWS No.751 2019.10 準会員通信)