第2回九州経営分析カンファレンス 【活動報告】
1. 企画名
第2回九州経営分析カンファレンス
2. 実施日時
2025年3月2日(日)13:00~18:00
3. 実施会場
日本公認会計士協会 北部九州会会議室
4. 参加人数
約30名
5. 実施報告
2025年3月2日(日)、商学部・原口健太郎准教授(公認会計士)主催による「第2回九州経営分析カンファレンス」が、日本公認会計士協会北部九州分会会議室にて開催されました。
本カンファレンスは、学生が若手公認会計士(準会員会)の助言を受けながら経営分析を行い、北部九州会の役員である公認会計士にプレゼンテーションを行うことで、スキルアップを図ることを目的としています。さらに、会計人の育成を通じて経済社会の発展や、実務界と学界の知見共有を目指しています。この趣旨に賛同いただいた北部九州会・北部九州分会準会員会と原口ゼミの協力により、昨年度から開催されています。
当日は、原口ゼミの学生が九州の企業を対象に経営分析や戦略立案に取り組みました。発表と質疑応答の後、北部九州会の宮本義三会長、伊藤次男副会長、黒岩延峰副会長、田邊晴康副会長から講評をいただきました。2年生によるジュニアセッションの発表「久光製薬とロート製薬の財務分析及び比較」には奨励賞が、3年生による研究発表セッションの発表「西鉄グローバルビジョン―海外不動産事業の可能性―」には最優秀賞が授与されました。
最優秀賞を受賞したチームのリーダーである深川ナナカさん(商学部商学科3年)は、「戦略について、仮説と検証を繰り返しながら論理的に分かりやすく伝えることに注力し、その結果、講評で論理性を評価していただけたことがとてもうれしかった。また、戦略における収支計算など、知識があっても実践では思うように進まない場面が多く、そのギャップを埋める難しさが特に印象に残っている。原口先生やメンター、レビュアーの方々の助言をもとに、チームで課題を一つずつひもといていく過程は学びが多く、貴重な経験になった。このような機会をいただけたことに感謝するとともに、カンファレンスでの学びを生かし、今後も会計についての理解を深めていきたい」と感想を述べました。
また、本カンファレンスを企画した原口准教授は、「真摯に取り組んだ学生の努力が会計プロフェッションの皆様の評価の対象となり、大変うれしく思っている。今後も引き続き、実務家の皆様と力を合わせて会計人の育成に注力したい」と述べています。