日本公認会計士協会 準会員会

インタビュー
( 会計業界 )

渡辺 麻里奈 氏

営業の出来る会計士になりたい

今回、我々インタビュアーは、Face to Face初の出張で、大阪にいる。待ち合わせ場所で今回のインタビュー相手を待つ。すると、他の人とは明らかに異なる美のオーラを纏った女性が姿を見せる。インタビュアー一同に緊張が走ったのであった。

渡辺 麻里奈

生年月日  1984年3月24日
合格年次  2006年
勤務先   新日本監査法人 大阪事務所 監査1部
出身大学  大阪大学経済学部
座右の銘 『営業の出来る会計士になりたい』

Q 渡辺さんがモデルになった経緯についてお聞かせ下さい。
渡辺  大学1回生のときに、神戸三宮を歩いていたところをスカウトされたのがきっかけでした。話を聞いてみると、面白そうだったのでモデルを引き受けることにしました。以後、某女性ファッション雑誌のモデルのお仕事をさせて頂くことになりました。

Q モデルのお仕事を経験して、どのように感じましたか?
渡辺  モデル業というのは、華やかそうに見えますが、世間一般で見られるような、決して華やかな世界ではありませんね。ウォーキングの練習もしなければなりませんし。撮影も東京で行われ、朝6時半から夜11時までかかります。しかもずっと笑顔でいなければならないし…。

筆者 繁忙期の会計士より大変そうですね。モデルをやって、色々な出会いはありましたか?
渡辺 事務所のマネージャー、カメラマン、先輩モデル等、数多くの人から大変いい影響を受けました。

Q モデルをしながら、なぜ会計士を目指したのですか?
渡辺  大学2回の時に、経済学部だったこともあり、簿記3級を受けようと思い始めたのがきっかけですね。やってみると結構楽しくて、簿記とかに向いてるかな?と思い、公認会計士の勉強を始めました。 後は、女性だからこそ、資格が欲しかったというのがありますね。結婚後でも、無理なく仕事との両立が可能だと思いますので。

Q 受験生活はどうでした?
渡辺  友達何人かと勉強を始めたのですが、周囲のみんなは徐々にドロップアウトしていき、最後は数人だけが残りました。勉強は1日9時間くらいはやってましたね。本格的に受験に専念してからは、モデルの方は休職していました。受験勉強が辛い時には、ワンポイントでモデルの仕事を入れたりして、リフレッシュを図っていました。その結果、2回目の試験で合格できました。

Q 休日はどのようにすごされていますか?
渡辺  家で寝ています(笑)
最近は、ゴルフに誘われる機会が多く、ゴルフを始めようかな、と思っています。
海外旅行とかも今まで行ったことが無いんですよ。

Q 渡辺さんの将来像についてお聞かせ下さい。
渡辺  働く前は、独立して会計事務所等を立ち上げたいと思っていました。しかし、今の法人は上司の方も同僚も大変いい人ばかりなので、今ではこの法人にいるのも良いと思えるようになりました。でも、今は大阪事務所にいるものの、将来は東京で働いているかも知れませんね。

とにかく、仕事をバリバリこなす会計士になりたいですね。将来は、営業もこなせるようになりたいです。面白い仕事があれば、自分から手を挙げて、どんどん挑戦したいです。目標としては「外見も内面もカッコいい会計士」になりたいです。後は、仕事のオン・オフがはっきりしている会計士に憧れますね。

Q モデル仲間とは今でも連絡を?
渡辺  モデル仲間とは今でも連絡を取り合っています。ブランドを立ち上げた友達もいて、たまに彼女のお手伝いをしています。しかし、有名になると身辺整理が行われてしまうので、中々連絡が取りづらくなってしまうんですよ(笑)

Q 将来、ファッション業界に戻る可能性は?
渡辺  それはありえないです(笑)この業界は非常に厳しいですので、安易には出来ませんね。

モデルだけに渡辺さんのファッションコーナーが急遽始まりました!!

筆者 往査初日の渡辺さんのファッションを教えて下さい。
渡辺 シャツは白にして髪を束ねて清潔感を出します。スーツは黒か、黒のストライプ柄のものを選びます。アクセサリーはあまりつけませんね。やはり、第一印象が非常に大切ですから。
筆者 では、男性会計士へのファッションアドバイスもお願いします。
……インタビュアー一同、身を乗り出して渡辺さんの一語一句に聞き入る。

渡辺 スーツはブリティッシュ系が好みですね、ストライプ柄で。
ネクタイはピンクで、スーツに合わせて選んで下さい。スーツ、シャツ、ネクタイが全部ストライプ等、ストライプ柄が多すぎるのは避けた方が良いですね。

ネクタイは細身がいいです。
靴は細身で、色は本革ブラウン。
あと、私の場合、男性の腕時計を見ています。スーツは男性だとパターンが大体決まっているので、どのブランドでもあまり差は出ませんが、腕時計はその人のセンスが出ると思います。
……インタビュアー一同すぐさま腕時計をチェック!!

筆者 最後に女性会計士へのファッションアドバイスをお願いします。
渡辺 アドバイスですか!?こっちがアドバイスしてもらいたいくらいです(笑)私の場合ですが、仕事とプライベートでメイクを変えますね。仕事時にはベージュに統一する等、色を減らしてナチュラルメイク風にするのがいいと思います。

・・・渡辺さんとのインタビューもあっという間に終了してしまいました。本当に楽しい時間は早く過ぎていくものだと実感しました。インタビューの後、我々インタビュアーはすぐさま腕時計を探しに梅田の街に消えていったことは言うまでもありません。

(文責:成瀬友泰)

 

一覧へ